日本城郭検定1級受験(問061~問080)

2015/6/7に行われた日本城郭検定1級の問題です。問041~問060はこちら

問061
明治8年(1875)陸軍省は老朽化建物群の払い下げの入札を実施した。この時、松江城天守も落札されたが、いくらで落札されているか。
1 8円
2 35円
3 180円
4 250円
正解→3 180円

問062
名古屋城天守は外観五重、内部は地上五階、地下一階であるが、各階の中で階高が一番大きい階は、床から天井まで7.5mあった。最も大きいのは何階か。
1 一階
2 二階
3 三階
4 四階
正解→3 三階

問063
名古屋城天守が、現存する我が国最大の天守になったのはいつか。
1 元和元年
2 明暦年間
3 寛文年間
4 明治年間
正解→3 寛文年間

問064
名古屋城天守の「石落し」は、天守入口の上の他に、何階に設けられていたか。
1 一階
2 二階
3 三階
4 四階
正解→2 二階

問065
名古屋城天守地階にあった井戸は、何と呼ばれていたか。
1 金明水
2 銀名水
3 黄金水
4 清正水
正解→3 黄金水

問066
織田信長の居城であった「那古野城」は、現在の名古屋城のどのあたりに位置していたと言われているか。
1 本丸
2 御深井丸
3 西の丸
4 二の丸
正解→4 二の丸

問067
天守や櫓の外壁は、防火と防弾のために土壁で塗り固められていた。外壁の壁に柱の形を見せる仕上げをした壁を何と呼ぶか。
1 漆喰造
2 大壁造
3 真壁造
4 長押造
正解→3 真壁造

問068
上端を山形にした禅宗寺院の仏殿に用いられた、唐様の高貴な窓を「華頭窓」と呼ぶが、我が国の天守でこの窓を最も多く採用するのが彦根城天守である。「華頭窓」は、合計で何ヶ所に用いられているか。
1 6ヶ所
2 10ヶ所
3 16ヶ所
4 18ヶ所
正解→4 18ヶ所

問069
平成25年、日出城内に移築復元された鬼門櫓は、櫓の一部の角を斜めに切り落とし「鬼門除け」としている。切り落とされているのは、どの角か。
1 東北
2 東南
3 西南
4 西北
正解→1 東北

問070
現存する福山城伏見櫓は、解体修理に際し梁の刻印に「伏見城」の櫓名が書かれており、伏見城のどこにあったかが確認された唯一の櫓である。この櫓は伏見城のどこにあった櫓か。
1 西の丸
2 松の丸
3 二の丸
4 山里丸
正解→2 松の丸

問071
海を監視するために設けられた櫓を「潮見櫓」と言うが、次の城の中で城内に潮見櫓の存在が確認されていない城はどれか。
1 赤穂城
2 宇和島城
3 福岡城
4 名護屋城
正解→4 名護屋城

問072
平成13年に復元された会津若松城の二重櫓は、櫓内に食品を保存していたためこの名が付いたと言われる。何櫓か。
1 塩櫓
2 荒和布櫓
3 干飯櫓
4 麦櫓
正解→3 干飯櫓

問073
かつて馬屋(厩)は、どこの城にも設けられていたが、現存する例はわずかに一例のみとなってしまった。馬屋が残る城はどれか。
1 厩橋城
2 彦根城
3 姫路城
4 熊本城
正解→2 彦根城

問074
階下が城門、階上が櫓となる門を「櫓門」と呼ぶが、中でも階上の櫓部分を二階とする厳重な例も見られる。姫路城に現存する二重二階の櫓門はどれか。
1 ぬの門
2 ちの門
3 ロの門
4 水三の門
正解→1 ぬの門

問075
次の櫓門の中で、二階部分が石垣上に乗らない門はどれか。
1 弘前城追手門
2 佐賀城鯱の門
3 彦根城太鼓門
4 新発田城本丸表門
正解→1 弘前城追手門

問076
次の門のうち、埋門でないのはどの門か。
1 姫路城る門
2 二条城二の丸西門
3 姫路城ほの門
4 熊本城不明門
正解→4 熊本城不明門

問077
江戸時代には、長大な土塀が多数存在したが、現存する例は少ない。現存最長の土塀は「熊本城長塀」だが、2番目に長い土塀はどれか。
1 金沢城石川門右方土塀
2 姫路城ろの門西南土塀
3 高知城追手門西南土塀
4 伊予松山城紫竹門西方土塀
正解→1 金沢城石川門右方土塀

問078
往時の土塀には、要所に敵の動向を監視する物見窓が開かれていたが、現存するのはただ一つの城だけとなった。その城はどこか。
1 松本城
2 姫路城
3 高松城
4 高知城
正解→4 高知城

問079
伊予松山城に見られる土塀の控柱は、土塀に対して斜めに立て掛けてある。この控柱は、下部と上部では材質が異なっているが、下部に用いられているのは何か。
1 鉄材
2 石材
3 木材
4 銅材
正解→2 石材

問080
現在、名古屋城本丸御殿の復元工事が進行中で、一部完成した部分が公開されている。全ての完成は、何年が予定されているか。
1 平成29年度
2 平成30年度
3 平成31年度
4 平成32年度
正解→2 平成30年度

今回はここまでです。

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