小田原 歴史的町名碑めぐり その六

小田原 歴史的町名碑めぐり その五の続きです。
これで歴史的町名碑めぐりは終了です。

これまでの小田原 歴史的町名碑めぐりは以下をご覧ください。
小田原 歴史的町名碑めぐり その一
小田原 歴史的町名碑めぐり その二
小田原 歴史的町名碑めぐり その三
小田原 歴史的町名碑めぐり その四
小田原 歴史的町名碑めぐり その五

077 山上横町(やまがみよこちょう)2018/03/25撮影
「町名の由来は、小田原北条氏の家臣山上強右衛門の屋敷があったためといわれている。この横町は、一丁田町と台宿町の境を東西に延びる通りで、誓願町寄りをいう。」

077-01-01_山上横町
077-01-01_山上横町
077-01-02_山上横町
077-01-02_山上横町

078 誓願町(せいがんちょう)2018/03/25撮影
「町名の由来は、誓願寺の門前にあたるためといわれている。この小町は、一丁田町の東寄りの地域をいう。」

078-01-01_誓願町
078-01-01_誓願町
078-01-02_誓願町
078-01-02_誓願町

079-01 台宿町(だいじくちょう)2018/03/25撮影
079-02 台宿町(だいじくちょう)2018/03/25撮影
「この町は江戸時代からの商人町で、後には衣類を扱う店が多かった。町内の東には、山上横町という横町があり、林角(林学)小路がこの町と一丁田町との境を西に向っている。」

079-01-01_台宿町
079-01-01_台宿町
079-01-02_台宿町
079-01-02_台宿町
079-02-01_台宿町
079-02-01_台宿町
079-02-02_台宿町
079-02-02_台宿町

080-01 大工町(だいくちょう)2018/03/25撮影
080-02 大工町(だいくちょう)2018/03/25撮影
「小田原北条氏時代、この町は、大工(この時代、鋳物師や左官、鍛冶工などの諸職の職人頭を大工といった)が住む町であったために、大工町とよばれたと伝えられている。江戸時代からは大工だけではなく商人も住むようになった。」

080-01-01_大工町
080-01-01_大工町
080-01-02_大工町
080-01-02_大工町
080-02-01_大工町
080-02-01_大工町
080-02-02_大工町
080-02-02_大工町

081 本源寺前(ほんげんじまえ)2018/03/25撮影
「地名の由来は、小田原城主大久保忠朝が貞享三年(一六八六)に下総佐倉城(千葉県)から移封された時に移した内庵の一つであった「本源寺」にちなむものである。本源寺前は、「堀川通り」、「内川通り」などとも呼ばれていた。」

081-01-01_本源寺前
081-01-01_本源寺前
081-01-02_本源寺前
081-01-02_本源寺前
081-01-03_本源寺前
081-01-03_本源寺前

082 八反畑(はったんばた)2018/03/25撮影
「小田原北条氏時代、この地には「大雲軒」(市内板橋の興徳寺の前身)という寺があった。稲葉氏時代には藩の蔵屋敷や菜園、茶園などになった。後期大久保氏時代には藩士の屋敷が多く、本源寺の東横から裏手にかけては割屋敷があった。」

082-01-01_八反畑
082-01-01_八反畑
082-01-02_八反畑
082-01-02_八反畑

083 手代町(てだいちょう)2018/03/25撮影
「地名の由来は、この地内の北西の角に「手代」が住んでいたためといわれる。ここでいう「手代」は商家の者ではなく、奉行や代官の配下の藩士たちのことである。」
石碑の脇には笠守稲荷という巴御前にゆかりのある神社があります。神社の由来書きによると小田原市内栢山の善栄寺には巴御前の墓があるとのこと。調べたところ、善栄寺には巴御前ばかりではなくその夫である木曽義仲、北条氏康夫人、二宮尊徳とその一族の墓もあるそうです。北条氏康夫人や二宮尊徳は小田原にゆかりのある人物なので驚きませんが、まさか木曽義仲と巴御前の墓が小田原にあるとは知りませんでした。

083-01-01_手代町
083-01-01_手代町
083-01-02_手代町
083-01-02_手代町
083-01-03_手代町
083-01-03_手代町

歴史的町名碑めぐり終了
一年以上をかけてサボりサボりようやくすべての歴史的町名碑をめぐることができました。
整理したところ町名数は83、石碑の数は105でした。
小田原に30年以上住んでいながら、これまで一度も足を踏み入れたことがない場所もあり、あらためて小田原城とその城下町の広大さを実感できました。
そして、それぞれの場所にかつて意外なものがあったり、今まで知らなかった小田原のエピソードを知ることができました。何気ない街並みを記録することもでき、何年か後にこの写真を見て小田原の街並みの移り変わりを感じることができればなお良いかなと思っています。

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